2015年08月07日
【OPTIMUS SVEA123R】ニードル調整
バルブスピンドルを右一杯に回したのに、消火できません。
どうしたらいいのでしょうか?
どうしたらいいのでしょうか?
クリーニングニードルとバルブスピンドルの噛み合わせがずれている事が考えられます。
噛み合わせの調整をしてみましょう。
SVEA123Rにてご説明しますが、8Rハンターでも、同じ手順で対応できますよ。
噛み合わせの調整をしてみましょう。
SVEA123Rにてご説明しますが、8Rハンターでも、同じ手順で対応できますよ。
ニードル調整をするときは、必ずタンク内の燃料を抜き取ってください。
作業中に燃料がこぼれてしまい、危険です。
作業中に燃料がこぼれてしまい、危険です。
1
クリーニングニードルを外す
付属の調整キーをご用意下さい。
各パーツ名称をご確認下さい。
①調整キーを使って、ニップルを取り外します。
- 調整キーの一番小さい穴が、丁度ニップルのレンチサイズになっています。
②調整キーを使って、バルブスピンドルを左一杯に回します。
クリーニングニードルが持ち上がるので、針を折らないよう注意しながら取り外します。
この時、必ず注油口キャップを外してください。※燃料逆流防止の為
クリーニングニードルが持ち上がるので、針を折らないよう注意しながら取り外します。
この時、必ず注油口キャップを外してください。※燃料逆流防止の為
③クリーニングニードルの噛み合わせの部分が磨耗している場合は、クリーニングニードル、バルブスピンドルを交換します。
磨耗していないようであれば、クリーニングニードル調整のみ行います。
※バルブスピンドル交換を飛ばして、クリーニングニードル調整まで進んでください。
磨耗していないようであれば、クリーニングニードル調整のみ行います。
※バルブスピンドル交換を飛ばして、クリーニングニードル調整まで進んでください。
2
バルブスピンドルを交換する
バルブスピンドル交換の際には、グラファイトパッキンの交換も必要になります。
事前にご用意くださいます様お願い致します。
10mmのスパナ、若しくはメガネレンチやモンキーレンチ、千枚通しをご用意下さい。
①スタッフィングボックスを外します。
調整キーの一番大きな穴が、丁度スタッフィングボックスと合うようになっています。
調整キーではやりにくい場合には、モンキーレンチを使用して、スタッフィングボックスを取り外します。
調整キーの一番大きな穴が、丁度スタッフィングボックスと合うようになっています。
調整キーではやりにくい場合には、モンキーレンチを使用して、スタッフィングボックスを取り外します。
②調整キーを使い、バルブスピンドルを取り外します。
③取付け部に残っている古いグラファイトパッキンを、千枚通しを使って綺麗に削り取って剥がします。
④新しいバルブスピンドルに、メタルリング、グラファイトパッキンを取り付けます。
- ※メタルリングには表と裏があります。
窪みのある方にグラファイトパッキンを入れるようにします。
- ※メタルリング、グラファイトパッキンの順に入れます。
⑤パーツを取り付けたバルブスピンドルを差し込み、バルブスピンドルが動かなくなるまで、調整キーで右に回します。
⑥スタッフィングボックスを入れます。
閉めるとグラファイトパッキンが潰れる感覚がありますが、そのままグッと閉め込みます。
※パッキンを潰し、密閉されるようにします。
※締めすぎるとバルブスピンドルが回らなくなる為、要注意!!
閉めるとグラファイトパッキンが潰れる感覚がありますが、そのままグッと閉め込みます。
※パッキンを潰し、密閉されるようにします。
※締めすぎるとバルブスピンドルが回らなくなる為、要注意!!
3
クリーニングニードル調整をする
①右一杯にバルブスピンドルが回されている状態でグリーニングニードルを入れます。
- ギアがかみ合うようにこの向きで入れます。
②バルブスピンドルをゆっくり左に回すと、クリーニングニードルが一旦上昇し『カチン』という音と共に下に落ちます。
そのままバルブスピンドルを左にゆっくり回し、3回~4回ほど下に落とします。
そのままバルブスピンドルを左にゆっくり回し、3回~4回ほど下に落とします。
- 慌てずゆっくり!!
③右一杯に回した際に、クリーニングニードルの『肩』の部分と、穴の内側の狭い部分が同じ高さか、ほんの少し低い状態になるようにします。
この状態になれば基本OKですが、個体差により少し高い方が燃焼させた場合に調子がいいこともあります。
その場合は再度調整してみて下さい。
この状態になれば基本OKですが、個体差により少し高い方が燃焼させた場合に調子がいいこともあります。
その場合は再度調整してみて下さい。
- この状態になればOK
④ニップルを取り付けて、バルブスピンドルを動かし、クリーニングニードルが上下に動く事を確認しましょう。
⑤最後に、ちゃんと燃焼するかテストを行って、終了です。
2015年08月07日
【OPTIMUS SVEA123R】徐々に消えてしまう、圧力が漏れる
予熱を十分に行って、点火したのですが、徐々に火が消えてしまいます。
安全弁から、圧力が漏れる気がする。
安全弁から、圧力が漏れる気がする。
注油口のパッキンから、圧力が漏れている事が考えられます。
一度、注油口を外して、パッキンの状態を見てみましょう。
パッキンを取り替えても、圧力漏れが生じる場合は、注油口キャップの交換をします。
一度、注油口を外して、パッキンの状態を見てみましょう。
パッキンを取り替えても、圧力漏れが生じる場合は、注油口キャップの交換をします。
圧力漏れの場合は、【注油口キャップ】の確認が必要です。
標準作業時間は、20~25分程です。
標準作業時間は、20~25分程です。
1
注油口ゴムパッキンの状態を確認しよう
千枚通しをご用意下さい。

①注油口を取り外します。
②中の注油口ゴムパッキンの状態を確認します。
膨らんだり、内側がシワシワになっていた場合は交換します。
※表面が膨らんでいても、裏面が写真のように滑らかであれば、応急処置として裏面を使用することも可能です。
膨らんだり、内側がシワシワになっていた場合は交換します。
※表面が膨らんでいても、裏面が写真のように滑らかであれば、応急処置として裏面を使用することも可能です。
- 上部のように、滑らかな状態であれば正常です。
- 注油口ゴムパッキンが使えない状態であれば、千枚通しを使って取り外します。
③新しい注油口ゴムパッキンに取り替えます。
- 新しい注油口ゴムパッキンをはめて、千枚通しなどで押し込みます。
2
注油口からの圧力漏れが無いか確認しよう
①注油口キャップ上部の穴が開いている部分に、ツバ、若しくは石鹸水をつけます。
少し膨らむぐらいなら問題ありませんが、直ぐに弾けてしまう場合は、安全弁が作動したままの状態で、圧力が常時抜けている為、注油口キャップそのものの交換が必要です。
少し膨らむぐらいなら問題ありませんが、直ぐに弾けてしまう場合は、安全弁が作動したままの状態で、圧力が常時抜けている為、注油口キャップそのものの交換が必要です。
- 正常な場合は、ツバ、石鹸水が少しだけ膨らみます。
2015年08月07日
【OPTIMUS SVEA123R】ウィックの取替、付け直し
①以前より火力が弱くなった、不安定な様に思います。
②予熱をしっかりしても、気化しない
②予熱をしっかりしても、気化しない
①以前より火力が弱い場合は燃料吸上を行うウィック(糸の束のような物)が目詰まりしている事が原因です。
ウィックの交換を行います。
②予熱を十分に行っても全く燃料が気化しない場合は、ウィックがタンク内部に落ちている事が考えられます。
その場合は、ウィックを付け直します。
手順は殆ど同じですので、同時に見て行きましょう。
ウィックの交換を行います。
②予熱を十分に行っても全く燃料が気化しない場合は、ウィックがタンク内部に落ちている事が考えられます。
その場合は、ウィックを付け直します。
手順は殆ど同じですので、同時に見て行きましょう。
作業を行う前に、タンク内の燃料は必ず抜き取っておきましょう。
標準作業時間は20~30分ほどです。
標準作業時間は20~30分ほどです。
1
ウィックの交換/付け直しをしよう
大き目のモンキーレンチと、千枚通しをご用意下さい。
①バーナーヘッドセットを外し、バルブアッセンブリーを、モンキーレンチで挟み、回します。
- 回しにくい場合は、机などを利用して、テコの原理で燃料タンクを回してみてください。
②バルブアッセンブリーを取り外して、ウィックを取り出します。
③新しいウィックに取り替えます。
- 針金が内側になるようにして折りたたみます
- 折りたたんだ山の方(糸の先じゃない方)をバルブアッセンブリー(クリーニングニードルが付いてない方)にねじ込みます。
④バルブアッセンブリーをタンクに取り付けます。
ウィックが入りにくいので、千枚通しなどを使い、タンクの中に押し込みます。
ウィックが入りにくいので、千枚通しなどを使い、タンクの中に押し込みます。
⑤ウィックがタンクに入ったら、バルブアッセンブリーを締めます。
ある程度まで閉まったら、硬く締め込み、バルブアッセンブリーの位置調節をします。
ある程度まで閉まったら、硬く締め込み、バルブアッセンブリーの位置調節をします。
- 手で軽く閉めこみます。
- ある程度締めこんだら、モンキーレンチでバルブアッセンブリーを挟み、硬く締めます。
- 『SVEA』と『123』の刻印の間ぐらいに、バルブスピンドルが来るように調整します。
※真鍮製品の為、柔らかく、バルブアッセンブリーが斜めにゆがむ場合があります。
その場合は、少し力を入れて手で真っ直ぐに整えてると、元に戻せます。
その場合は、少し力を入れて手で真っ直ぐに整えてると、元に戻せます。
2015年08月07日
【OPTIMUS SVEA123R】チェックポイント
OPTIMUS SVER 123Rは、ポンピングの必要が無いアイテムです。
その為、使用前にキッチリ予熱を行う事と、正しい燃料を使う事が重要になります。
こちらに記載している症状以外の場合は、修理を行います。
なお、修理を始める前に、パーツなどの名称を確認しておきましょう。
不具合が発生した場合も、「どの部分か」が分かれば、修理もしやすくなりますよ。
その為、使用前にキッチリ予熱を行う事と、正しい燃料を使う事が重要になります。
こちらに記載している症状以外の場合は、修理を行います。
なお、修理を始める前に、パーツなどの名称を確認しておきましょう。
不具合が発生した場合も、「どの部分か」が分かれば、修理もしやすくなりますよ。
- 細かいパーツ部分です
1
燃料が気化しない…
燃料が気化していない様で、噴出してきます。
30秒程度、予熱したんだけど…。
30秒程度、予熱したんだけど…。
予熱不足が原因です。
気候や高度によっても変わりますが、2分程はしっかり予熱しましょう。
待つ時間が長いと思われるかもしれませんが、大事なところですよ。
気候や高度によっても変わりますが、2分程はしっかり予熱しましょう。
待つ時間が長いと思われるかもしれませんが、大事なところですよ。
作業に入る前に、調整キーを時計回りにいっぱいに回してバルブが閉じている事を確認して下さい。
①本体の窪みの部分に、予熱剤をしっかり入れて、予熱剤に点火します。
②予熱剤に着火したら、風防を被せて、2分程予熱しましょう!
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点火後、炎が安定しない(間違った燃料を入れた)
NOVAはマルチ燃料ストーブだから、SVERも一緒だよね。
そう思って、軽油を入れてみたけど、何か炎が安定してない…。
そう思って、軽油を入れてみたけど、何か炎が安定してない…。
SVER 123Rは、【ホワイトガソリン専用】ストーブでございます。
間違った燃料を使用したり、燃料が汚れている場合は、タンク内の洗浄が必要です。
場合によってはウィック(中に入っている糸)も交換しなければいけないので、ホワイトガソリン以外は絶対に使わないで下さい。
間違った燃料を使用したり、燃料が汚れている場合は、タンク内の洗浄が必要です。
場合によってはウィック(中に入っている糸)も交換しなければいけないので、ホワイトガソリン以外は絶対に使わないで下さい。
※
ご紹介した商品は、OPTIMUS SVER123Rです。

使い方はこちらをご確認下さい