2018年01月29日
【ペトロマックス】チェックポイント
ご確認くださいませ。
①予熱バーナーが途中で消えてしまう
②予熱バーナーに火がつかない、吸い込まれる
③燃料が気化しないで噴出する
④点灯したが、暫くすると消えてしまう
⑤新品なのに、内部に腐食がある
⑥圧力計の針が動かない
その為、使用前にキッチリ予熱を行う事と、正しい燃料を使う事、ポンピングが重要になります。
また、ガスチャンバーやノズルに緩みが出ていないか、使用前に必ず、確認を行いましょう。
こちらに記載している症状以外の場合は、修理を行います。
なお、修理を始める前に、パーツなどの名称を確認しておきましょう。
不具合が発生した場合も、「どの部分か」が分かれば、修理もしやすくなりますよ。
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予熱バーナーが途中で消えてしまう
詰まっている感じもしないし、予熱バーナーが壊れているのかな…?
予熱バーナーで点火する際にも、ポンピングした圧力が使われています。
予熱バーナー作動中は、常に圧力計のメモリを確認して、必要に応じて追加ポンピングをしてください。
空気圧が正常な状態(圧力計が赤いメモリまで来ている)で、立ち消えてしまう場合は、噴出口に「バリ」が残っている、またはススが詰まっている可能性がございます。
その場合は、付属の掃除針で噴出口を掃除すると、正常に使用できる様になります。
下記をご参照頂きまして、お試し下さいませ。
【予熱バーナーの目詰まり】について
- これが予熱バーナー
- 予熱バーナーでカラヤキ・予熱をしている間、圧力が下がっているようならポンピング!
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予熱バーナーに火がつかない、吸い込まれる
予熱バーナーの不具合ですか?
圧力計の針が、赤いラインを超えてしまっているようであれば、赤いラインを超えない程度に、ポンピングをお試し下さい。
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燃料が気化しないで噴出する
炎上してしまった!!!どうしたらいいですか!?
まずは落ち着いて、すばやく圧力調整スクリューを反時計回りに回し、タンクの圧力を抜いてください。
しばらくすると噴き出た燃料が燃え尽きて消化します。
完全に冷却してから、溢れた燃料を綺麗に拭き取ってください。
その後、再度ポンピングからやり直してくださいませ。
予熱は、2分ほど、十分に行っていただく事をお勧め致します。
予熱を十分に行わずグリップホイールの矢印を下向きに回しバルブを開けると、気化していない液状の燃料がニップルから噴出し、引火してランタン上部が燃え上がってしまいます。
重大な事故の元となりますので、予熱は時間をかけて慎重に行いましょう。
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点灯したが、暫くすると消えてしまう
何か手順を間違ったのかな…?
点火中は、ポンピングした圧力が使われています。
数時間おきに圧力計のメモリを確認して、必要に応じて追加ポンピングをして頂くよう、お願い致します。
- 燃焼中は圧力が低下するので数時間おきに追加ポンピング!
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新品なのに、内部に腐食がある
これって、不良品なのでしょうか?
こちらは、製品そのものの「仕様」との事でございます。
金属同士を溶接する際、「フラックス」という薬品を使用し、わざと接着面をザラザラの状態にし、溶接しやすくする様にしております。
これは、溶接が必要となる製品全てに共通しており、ペトロマックスのみならず、他社製品でも同様との事でございます。
製品仕様の為、交換を致しましても、同様の状態となります。
恐れ入りますが、ご理解ご了承下さいます様、お願い申し上げます。
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圧力計の針が動かない
壊れているのでしょうか?
・ポンピングが正常に行われていない、スカスカしている。
・圧力調整ネジが締まっていない。
・燃料キャップがしっかり閉まっていない。
・グリップホイールの矢印が下向きになっている。
・余熱バーナーが開いている。
こちらを全て確認し、再度ポンピングをしてみてください。
それでも圧力計が動かない場合は、修理窓口よりご相談ください。
燃料を入れた状態にてテストをして頂くか、ポンプアダプターと空気入れを使用してのテストをお勧め致します。
タンクに燃料を入れずにテストした場合、圧力計の針が動くまで内圧を上げるには、最低でも100回以上はポンピングが必要になります。
ナチュラムでご購入頂き、燃料を入れた後に圧力計が動かない事が判明した場合は、交換をお受けしておりますのでご安心ください。
※ただし、ご返送の際には燃料を抜いていただくようお願いしております。
緩んでいるようであれば、増し締めをお試しください。
2015年08月07日
【ペトロマックス】ポンピングするとニップルから燃料が染み出す
使い方を間違ったわけでもないんだけど、どうしてかなぁ。
ジェネレーターを取り外して、ジェネレーターバルブを交換しましょう。
取り外す箇所が多いため、標準作業時間は、取り外し、取付けで30分程度です。
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サポートフレームを取り外す
大きめのマイナスドライバーをご用意下さい。
また、取り外すパーツも多いので、パーツNo.確認の為に、説明書のパーツ見取り図もご用意下さい。
2
ジェネレーターを外す
少し大きめのモンキーレンチ、普通サイズのモンキーレンチと、大きめのマイナスドライバーをご用意下さい。
グリップホイール(111)の矢印の向きを上(OFFの状態)にしたまま、回らない様に手で押さえて固定し、普通サイズのモンキーレンチで、エキセントリックフィッティング(107)※奥のほうのナットを緩めます。
ある程度緩んできたら、一度グリップホイールを左にゆっくり回してみて下さい。
クリーニングニードルの針先が引っ込まなければ、そのままグリップホイールを左に回し、ホールエキセントリックを抜き取ります。
バネを中に入れ込んでセットして、ジェネレーター下部にマイナスドライバーで取り付けます。
HK150 ジェネレーターバルブ
HK500 ジェネレーターバルブ
※お持ちの商品のサイズをご確認の上お買い求め下さい。

千枚通しを使ってガスケット(鉛パッキン)をめくり取り、新しいガスケットに交換してください。
HK150 鉛パッキン
HK500 鉛パッキン
※お持ちの商品のサイズをご確認の上お買い求め下さい。
ガスケット交換をする場合は、千枚通しをご用意下さい!
ある程度まで手で回して固定してから、大きなレンチで確実に締めて下さい。
ガスケットを交換した場合は、ガスケットが潰れて少し盛り上がるくらいまで硬く締めて下さい。
ニップルからクリーニングニードルの針先が出ている状態であることを確認してから差し込んでください。
取り外した時と同様に、グリップホイールの矢印の向きは上に固定しながら、エキセントリックフィッティング(奥のほうのナット)を締めます。
ある程度まで閉まったら、一度グリップホイールを回して、クリーニングニードルの針先が上下するか確認しましょう。
針先が上下しない場合は、取付けをやり直してください。
確認できたら、しっかりと締めこんで固定します。
2015年08月07日
【ペトロマックス】暗い、明るさが不安定
どうやったら、明るく発光するのでしょうか?
・ミキシングチューブの【レギュレーティングスクリュー】を調整する
・ミキシングチューブの高さを調整する
上記の2点を確認してみましょう。
空気とガスの混合比が適切にならなければ、正常に燃焼しません。
【レギュレーティングスクリュー】は、ガスの量を調整する弁の事です。
HK150 にはないので、HK500のみ調整を行います。
【レギュレーティングスクリュー】調整の標準作業時間は、5分程度です。
ミキシングチューブの高さを調整も行う場合は、もう少し時間がかかります。
- この部分を調整します
- 燃料が空気と混じり、ミキシングチューブへ送られます
- この様にミキシングチューブが下がっていると、十分な空気が入らず不安定になります。
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レギュレーティングスクリューを調整する
専用スパナか、#4サイズのマイナスドライバーをご用意下さい。
写真のように、ネジが垂直になっている時に弁が最大に開きます。
この弁は、1/4以上は閉めないようにしてください。
※燃料が十分送られなくなり、明るさが不安定になります。
- ミキシングチューブを下から覗き込むと調整弁が見えます。
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ミキシングチューブの高さを調整する
専用スパナと、マイナスドライバーをご用意下さい。
個体差はありますが、大体写真の高さぐらいが適正な高さです。
不安な場合は、専用スパナのゲージを使い、ニップルとチューブの間に当てて調整して下さい。
- 少し見えるぐらいでOK!
2015年08月07日
【ペトロマックス】予熱バーナーの目詰まり
付けてみても、立ち消えてしまいます。
詰まりを取るにはどうしたらいいかな。
定期的に掃除をする事をお勧めします。
標準作業時間は、5分程度です。
- この部分を掃除します
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予熱バーナーの噴射ノズルを掃除する
掃除針をご用意下さい。
※付属品の中に、掃除針が入っております。
2015年08月07日
【ペトロマックス】マントルが黒くなる
何が原因なのでしょうか?
・セラミックノズルからのガス漏れ
・ニップルの緩みによるガス漏れ
・クリーニングニードルの折損
セラミックノズル、ニップルの増し締めをし、ニードルが折れていないか確認をしてみてください。
点灯する前に、一度緩みが無いか確認をすることをお勧めします。
セラミックノズル及び、ニップルの増し締めの標準作業時間は、5分程度です。
クリーニングニードルの交換が必要な場合の標準作業時間は、取り外し、取り付けで10分程度です。
- この部分がセラミックノズルです
- この部分がニップルです
- ニードルが折れているとグリップホイールを回しても針が出ません。
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セラミックノズルを増し締めする
締めすぎるとセラミックノズルが破損しますので、強く締めすぎないようにして下さい。
破損した場合は、セラミックノズルを交換してください。
※ステンレススチールを加工したノズルもございます。
- 手で回して取り外せます
HK500 セラミックノズル
HK150 セラミックノズル
※お持ちの商品のサイズをご確認の上お買い求め下さい。
ペトロマックス ステンレスノズル
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ニップルの増し締めをする
付属の専用スパナをご用意下さい。
増し締めをしても緩い、または調子が悪い様であればニップルを交換します。
専用スパナ、交換用のニップルは、付属のパーツセットの中にあります。
- 増し締めは時計回り、交換する場合は反時計回りに回して下さい。
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クリーニングニードルを交換する
付属の専用スパナ、ニードルキーをご用意下さい。
- 反時計回りに回して下さい。
付属のニードルキーを使い、クリーニングニードルを取り外します。
- 矢印を上にする
交換用のクリーニングニードルは、付属のパーツセットの中にあります。
交換用のニードルが無くなった場合は、別途お買い求め下さい。
クリーニングニードル
※お持ちの商品のサイズをご確認の上お買い求め下さい。
クリーニングニードルを下げすに締めると、針先が折れるので注意して下さい。
2015年08月07日
【ペトロマックス】燃料がポンプ部に逆流する
これって、直せるんでしょうか?
まずは増し締めをしてみて、解決しないようであれば、ポンプバルブを交換しましょう。
ポンプバルブ交換の際には、必ず燃料を抜いて下さい。
標準作業時間は、取り外し、取り付け10分程度です。
- この部分がポンプバルブです
1
ポンプバルブを増し締めする
大き目(長め、刃が広めの物)のドライバーをご用意下さい。
2
増し締めで解決しない場合はポンプバルブを交換する
この時、ドライバーの刃の部分の幅が狭いと、ネジ山が潰れ取り出せなくなります。
必ず、大きなドライバーで作業して下さい。
HK500 ポンプバルブHK500
HK150用 スペアパーツ ポンプバルブ
※お持ちの商品のサイズをご確認の上お買い求め下さい。
押す力8:回す力2 ぐらいの力加減で、締めこんで下さい。
回すだけだと、ネジ山をドライバーが削ってしまう恐れがあります。
この状態のままだと、ポンプが空気に押されて戻る事がありますので、一度強めにポンプを押し込んで下さい。
※最後までキッチリ押し込む
2015年08月07日
【ペトロマックス】点火後しばらくすると火が消える
点火した後、暫くは燃焼するのですが、徐々に消えてしまいます。
故障なのでしょうか…
まずは増し締めをしてみて、解決しないようであれば、ゴムパッキンを交換しましょう。
圧力調整スクリューの増し締めでも解決しない場合は、内部のゴムパッキンの劣化が考えられます。
ゴムパッキン交換の標準作業時間は、取り外し、取り付け10分程度です。
1
圧力調整スクリューを増し締めする
ペンチをご用意下さい。
軽く締めこむだけで大丈夫です。
※強く締めすぎると圧力調整スクリューが潰れますので注意して下さい。
※圧力調整スクリューが潰れた場合は、交換しましょう。
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注油口ゴムパッキンを交換する
千枚通しをご用意下さい。
※表面が膨らんでいても、裏面が滑らかであれば、応急処置として裏面を使用することも可能です。
千枚通しを使って、パッキンを押し込んで下さい。
HK500 注油口ゴムパッキン
HK150 注油口ゴムパッキン
※お持ちの商品のサイズをご確認の上お買い求め下さい。
2015年08月07日
【ペトロマックス】空気圧がかからない
加圧が出来ている感じがしません…
パッキンを取り出して広げるか、新品交換をしましょう。
標準作業時間は、取り外し、取り付け10分程度です。
1
ポンプ革パッキンを取り出す
10mmのモンキーレンチ(ソケットレンチでも可)、ペンチをご用意下さい。
写真の部分を回すと外せるようになります。
- 中はこんな感じです
動かないように、ポンプロッドの部分をペンチなどで固定するとやりやすくなります。
※古いモデルの場合は、この金属カップは入っていません。
革パッキンがグニュグニュと手応えの無い状態になっている場合は、交換します。
まだ使えそうであれば、リュブリカント等の油を塗り、革パッキンを広げて下さい。
交換の場合も、油を塗り、馴染ませておいてください。
リュブリカントがない場合は、サラダ油、オリーブオイル、バター等でも代用可能です。
※CRC556 オイルは、革パッキンには使用しないで下さい!パッキンの劣化が早まり、故障の元となります。
HK500 革パッキン
HK150 革パッキン
※お持ちの商品のサイズをご確認の上お買い求め下さい。
Coleman(コールマン)リュブリカント
ポンププレート、革パッキン、金属のカップ、ポンプナットの順に入れて、締めてください。
新しい革パッキンの場合、写真のように少し入り口より大きくなっているので、指で周りを押し込みながら挿入し、ポンプキャップを固定して完了です。